日本で就職したいものの、「日本の就活をどう進めればいいのか分からない」「ESや面接で、自分の経験や強みを日本語でうまく伝えられない」と悩んでいる外国人留学生もいるのではないでしょうか。
就活塾を利用するのもひとつの方法ですが、留学生向けの支援内容はサービスによって異なります。日本の就活全体をサポートする塾もあれば、面接日本語やES添削など、特定の課題に絞って支援するサービスもあるため、自分の悩みに合ったところを選ぶことが大切です。
この記事では、外国人留学生向けのコース・支援を公式に案内している就活塾・就活支援サービス4選を、対象者・サポート内容・料金などから比較します。さらに、留学生ならではの視点で就活塾を選ぶポイントも解説するので、自分にはどのような支援が必要で、どの就活塾が合っているのかを判断する参考にしてください。
Googleで「留学生 就活塾」と検索し、3ページ目までに公式サイトが表示された就活塾・就活支援サービスを候補として調査。その中から、以下の条件をすべて満たすサービスをピックアップしました。
調査実施日:2026年8月25日
「留学生」という名称が付いたコースであっても、主に海外大学に在籍する学生や海外留学経験者を対象としているものは除外しています。また、中国人留学生など国籍を限定したサービスについては、日本国内で就職を目指す外国人留学生向けの専用プログラムであることを確認できる場合に対象としています。

ホワイトアカデミーには、日本の大学・大学院に在籍し、新卒就活に取り組む外国人留学生を対象とした「外国人留学生向けコース」があります。
日本語でのES添削や面接練習、Webテスト・SPI、グループディスカッションといった選考対策に加え、日本の就活スケジュールやビジネスマナー、日本語での自己紹介・自己PRなども指導対象です。
外国人留学生向けコースでは、1人あたり120時間程度のマンツーマンサポートを行うことを前提としており、最低週1回のマンツーマン授業も案内されています。そのため、日本の就活を一から理解し、企業選びからES・面接まで継続的に個別サポートを受けたい留学生が検討しやすいコースです。
一人ひとりの日本語レベルや志望業界に合わせた個別指導を行っており、外国人留学生向けコースでは1人あたり120時間程度のマンツーマンサポートを行うことを前提としています。
| コース名 | コース内容 | 受講料 |
|---|---|---|
| 外国人留学生向けコース | マンツーマン指導、ES添削、面接練習、SPI・Webテスト対策、企業選定、日本の就活スケジュール・ビジネスマナーの指導、日本語力向上支援、グループディスカッション対策など | 要問合せ |
参照元:ホワイトアカデミー公式HP(https://avalon-consulting.jp/course/for-foreign-students)
公式サイトでは、過去に外国人留学生向けコースを利用した受講生の内定実績として、大手自動車会社、大手バイオ企業の研究職、大手IT企業、大手ヘルスケア企業、大手ライフサポート系企業などの事例を掲載しています。
参照元:ホワイトアカデミー公式HP(https://avalon-consulting.jp/course/for-foreign-students)

明光就職は、在日留学生に特化した就職指導塾です。日本企業への就職を目指す留学生に対し、自己分析や企業研究、ES、Webテスト、グループディスカッション、面接など、日本の新卒就活に必要な対策を幅広く提供しています。
特徴的なのが、一般的な就活対策だけでなく、留学生が日本企業の選考で課題になりやすい日本語までサポートしている点です。JLPT対策や面接に特化した日本語指導、1対1の発音練習などを用意。外国人留学生の採用に積極的な企業を中心とした求人紹介も行っています。
講師陣の90%以上が日本人で、キャリアコンサルタント資格保有者や企業の人事経験者、現役社員などが在籍しています。留学生に日本の就活方法を教えるだけでなく、採用する企業側の視点から指導を受けられるのも特徴です。
| コース名 | コース内容 | 受講料 |
|---|---|---|
| 早期内定課程 | 共通授業、ES作成・添削、Webテスト対策、個別指導15回、人材紹介など。インターン経由の早期選考や外資系企業などの早期内定を目指す方向け | 180,000円 ※税区分は公式サイトに記載なし |
| 就職安心課程 | 共通授業、ES作成・添削、Webテスト対策、個別指導20回、人材紹介、JLPT対策など。早期選考から就活解禁後まで継続して就活に取り組みたい方向け | 200,000円 ※税区分は公式サイトに記載なし |
| ビジネスパーソン養成課程 | 共通授業、ES作成・添削、個別指導25回、JLPT対策、人材紹介、第二新卒・転職サポートなど | 250,000円 ※税区分は公式サイトに記載なし |
参照元:明光就職公式HP(https://meiko-careerschool.jp/plan/)
公式サイトでは、明光就職を利用した留学生の事例として、世界最大規模の石油会社、大手通信会社の子会社、大手物流会社、大手メーカーなどへの内定事例が紹介されています。
参照元:明光就職公式HP(https://meiko-careerschool.jp/plan/)

株式会社キャリア・ストラテジーが運営するCASTは、日本で就職を目指す大学・大学院の留学生を対象に、日本語や日本企業への理解を含めた就職支援を行っています。
2026年6月には「留学生のための就活個人レッスン」を開始。日本企業の面接で自分の経験や強みをうまく日本語で伝えられない留学生に対し、自己PRやガクチカ、志望動機などを日本企業に伝わる形へ整理するサポートを行っています。
2026年6月には「留学生のための就活個人レッスン」を開始。日本語能力があっても、ESや面接で自分の経験・強みを日本企業に伝わる形で表現することに苦戦している留学生を想定した個別指導です。
6つのテーマから必要なものを1つ選び、1回60分で受講できるため、就活全体を長期間サポートしてもらうより、面接日本語・自己PR・ガクチカなど、今困っているポイントに絞って相談したい留学生に適した選択肢です。
「日本語は話せるものの、面接になるとうまく伝えられない」「N1を取得しているのに就活で日本語力を発揮できない」といった、外国人留学生特有の課題に焦点を当てた指導を受けられる点が特徴です。
| コース名 | コース内容 | 受講料 |
|---|---|---|
| 留学生のための就活個人レッスン | 日本のビジネスマナー、面接日本語、自己PR、ガクチカ、業種・職種選び、志望動機など6つのテーマから、学びたい内容を1つ選択して個別指導 | 1回60分 7,000円 ※税区分は公式サイトに記載なし |
参照元:キャリア・ストラテジー公式HP(https://cast-global.jp/programs/one-one-one0608/)
留学生のための就活個人レッスン受講者に限定した具体的な内定企業については、2026年8月時点で公式サイト上で確認できませんでした。

China Recruit Career Labは、日本企業への就職を目指す中国人留学生に対象を絞った就活プログラムです。日本語での面接が可能な中国人留学生を対象とし、選抜制・同時最大10名の少人数で支援しています。
ES添削・面接・グループディスカッションといった選考対策だけでなく、本選考から逆算した就活戦略の設計や週次コーチング、在留資格・就労ビザ、日中両国を見据えたキャリア設計まで扱っているのが特徴です。
そのため、中国人留学生としての背景や日本との文化差も踏まえて、本選考までの戦略を継続的に整理したい人が検討しやすいサービスです。一方、日本語での面接が可能であることや、週10時間以上の準備時間を確保できることなどが対象条件として示されているため、申し込み前に条件を確認しておきましょう。
中国人留学生に対象を絞っているため、日本人学生との違いや日中文化のギャップを踏まえながら、日本企業の選考で自分の強みをどのように伝えるかまで対策できる点が特徴です。
| プログラム | 内容 | 受講料 |
|---|---|---|
| 中国人留学生向け就活プログラム | 戦略設計、週次コーチング、ES添削、模擬面接、GD対策、最終面接対策、在留資格・就労ビザ、日中キャリア設計など。選抜制で同時最大10名 | 300,000円(税込) |
参照元:China Recruit Career Lab公式HP(https://chinarecruit.vercel.app/)
公式サイトには、豊田通商、本田技研工業の事例が掲載されています。
参照元:China Recruit Career Lab公式HP(https://chinarecruit.vercel.app/)
今回紹介した4つのサービスは、いずれも外国人留学生向けの支援を公式に案内していますが、対象者やサポートの範囲は異なります。ここでは、自分に合う就活塾・就活支援サービスを判断するために確認したいポイントを紹介します。
まず確認したいのは、単に外国人留学生の利用を受け付けているだけなのか、留学生向けの具体的な支援が用意されているのかという点です。
日本での就職を目指す外国人留学生の場合、日本語の添削だけでなく、日本の就活スケジュールやES、Webテスト、グループディスカッション、面接、ビジネスマナーなど、日本の新卒採用に合わせた対策が必要になることがあります。「留学生向けコース」という名称だけで判断せず、自分が困っている選考段階まで実際にサポートしてもらえるかを公式サイトや無料相談で確認しましょう。
留学生向けサービスでも、支援範囲には大きな違いがあります。たとえば明光就職やホワイトアカデミーは、自己分析・企業研究からES、Webテスト、面接まで幅広く対策したい人が比較しやすいサービスです。一方、CASTの個人レッスンは、面接で話す日本語や自己PRなど6つのテーマから1つを選べるため、特定の課題をピンポイントで改善したい場合に選択肢となります。China Recruit Career Labは中国人留学生に対象を限定しているため、中国と日本の文化差や日中キャリアまで含めて考えたい人に向いています。
「サポートが多いほどよい」と考えるのではなく、今の自分に足りない支援に対して費用を払えるかという視点で比較すると選びやすくなります。就活塾全体の料金について比較したい方は、就活塾の料金相場と選び方を解説した記事も参考にしてください。
日本語能力試験のレベルと、就職活動で自分の経験や考えを分かりやすく伝えられるかは同じではありません。
たとえばCASTでは、N1を取得していてもESや面接で自分の魅力を十分に表現できない留学生を想定し、自己PRやガクチカ、志望動機を日本企業に伝わる形へ整理する個人レッスンを提供しています。ホワイトアカデミーや明光就職でも、日本語での面接やビジネス日本語に関する支援が案内されています。
日本語そのものに不安がある人はもちろん、「日常会話には困らないが面接になるとうまく話せない」という人も、自分の経験を選考向けに言語化するところまで支援してもらえるかを確認するとよいでしょう。
サービスによっては、在留資格や就労ビザについての情報提供を行っている場合があります。しかし、就活塾は就職活動の支援を受ける場所であり、在留資格に関する最終的な手続きや判断については公的機関の最新情報を確認することが大切です。
JASSOの「外国人留学生のための就活ガイド2027」でも、就職活動だけでなく、内定後の在留資格変更や卒業後の就活について案内されています。就職先の職種と現在の在留資格の関係などに不安がある場合は、学校の留学生支援窓口なども活用しながら確認しましょう。
今回紹介したサービスだけでも、1回7,000円の個人レッスンから、30万円の継続プログラム、料金を個別に案内しているコースまで料金体系は様々です。総額だけで比較するのではなく、「ES添削は何回できるか」「面接練習はどの程度受けられるか」「就活終了まで相談できるか」など、自分が必要とする支援の回数や期間を確認しましょう。
特に継続型のコースを検討する場合は、無料相談や体験の段階で、追加料金が発生するサービスの有無まで確認しておくと比較しやすくなります。
外国人留学生が就活塾を選ぶ際は、「留学生も受講できる」というだけでなく、日本国内で就職を目指す外国人留学生向けにどのような支援が用意されているのかを確認することが重要です。
今回紹介した4つのサービスでも、ホワイトアカデミーは長時間のマンツーマンを前提とした総合的な支援、明光就職は日本語対策や人材紹介を含む幅広い就活支援、CASTは1回単位で課題を選べる個人レッスン、China Recruit Career Labは中国人留学生に特化した選考戦略というように特徴が異なります。
まずは自分が「日本の就活全体を理解したいのか」「ESや面接を改善したいのか」「日本語での伝え方に困っているのか」といった課題を整理し、その課題に合った支援を受けられるサービスを比較してみましょう。
内定実績が豊富、且つマンツーマン指導に対応している就活塾を調べたところ3塾が該当しました。それぞれタイプ別に紹介します。
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